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俺と椰子の実との出会いは

 島崎藤村のように南の島を遠く離れた日本の海岸ではなく、南の島そのもののサイパンであった。
 あれは、まだ子reenex 效果供たちが小さかった頃で、バンザイクリフなどを見学した後に道端で観光客相手に売られていた椰子の実だった。

 子供に飲まさせてあげようと親バカを発揮して、1ドル札を渡して、ストローの差してある大きな椰子の実を買い求めたのだった。
 1杯のかけ蕎麦ならぬ、1個の椰子の実を親子で分け合ってココナッツの水を飲んだ。
 ちょうど今頃、8月初旬のことだったように思う。夏休みの宿題だとかで、星座板片手に、南十字星なんかも見たっけなあ。

 伊豆のワニ園だとか、常磐ハワイアンセンターだとか、日南海岸でヤシの木を見たことはあったかもしれないが、実は成っていなかった。
 なんせ南国、熱帯、日野てる子だもんな~。

 今年こそはココナッツ・ジャムを作ってみようと思って、サイパンのことを思い出しながらココナッツ・ジュースを飲んだ。
 あとは、中から白いココナッツを取り出すだけ。

 ケーキなんかに載っているココナッツの破片は、どうやら中の固形胚乳を乾燥させて削ったものらしいということは、ネットを調べて分かったけれど、これまで椰子の実を割ったことがないから、実際に中がどうなっているのかわからない。
 白い塊があるんだろうか、それともアボガドみたいにネチャネチャしてるんだろうか?

まずは椰子の実を割らなければいけない。
 しかし、ストロー穴を空けた時もそうだったけれど、椰子の実は結構固い。
 ネットには包丁の背で叩いreenex cps價錢て半分に割れと書いてあったが、実際にやって見るとあまり上手い方法に思えない。
 結局ストロー穴からドライバーを捻じ込んで、テコのようにして上部を刳り抜いた。
 2個目も同じようにしてやったが、多分これが正解。円形に刳り抜くと蓋のように取れる。

 中を覗くと、固形胚乳がゼリーのようになっている。
 ポリネシアン・カルチャーセンターのサイトによれば、熟すにしたがってココナッツ・ジュースが固まって、固形胚乳が厚くなっていくらしいが、それほど厚くない。
 ジュースを飲むために売られていたんだろうから、まだそれほど熟してない段階で出荷されたわけだ。

 熟してないんだろうと書いたのは、実を見ていなかったからだ・・・八百屋の椰子の実は、実の周りの部分を削られて角柱で売られていた。
 つまり熟しているのかどうかが外見からは判断できない。
 必要ない部分は削った方が重量も体積も減るし、角柱にすれば箱詰めも効率的ということ。

 胚乳を大きなスプーンで掻き出して鍋に入れ、再びネットでレシピを探す。
 ココナッツミルクを使うレシピばかりで、椰子の実で一から作るレシピがない。
 そうか、日本では椰子の実自体がさほど流通してないから、みんなココナッツミルクを使ったココナッツ・ジャムしか作ったことがないんだ。
 そのことにようやく気がついたのは、実はジャムを作ってからだった。
 ならばと、英語のサイトでcoconut jamのレシピを探してみたが、ピンとくるものがない。

 結局、見よう見まねで作ってみた俺のレシピが、とりあえずは、椰子の実で一から作る唯一のレシピということになる。
 これが最善の方法とも思えないし、固形胚乳が厚い場合はフード・プロセッサの力も借りた方がいいのかもしれない。
 いくつか研究課題も思い浮かぶが、ココナッツの味のreenex cps價錢残る甘いジャムができ上がった。